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- 歯周病専門医とは
包括的歯科診療のスペシャリスト
歯周病認定医とは、予知性の高い歯科治療およびインプラント治療など、包括的歯科診療を患者様に提供するスペシャリストです。日本歯周病学会歯周治療における専門的知識と技術を有する歯科医師を育成するとともに国民の口腔保健の増進に貢献することを目的として専門医の資格を設けております。それぞれの資格の概要は以下のとおりです。
専門医:5年以上、あるいは認定医取得後2年以上研修施設で研修して、専門的な歯周治療の知識と技量をマスターした上で、専門医試験に合格した歯周病学会員。(特定非営利活動法人 日本歯周病学会より)
取得困難な資格 多くの重症治療経験が必要なため
まずは専門医の前段階である、認定医を取得する必要があります。
認定医試験は学会に所属して3年間、指定された研修の受講など条件をクリアすると受けることができます。
試験では、中等度の歯周病患者さんを治療した症例を一つ提示します。このほか40問の試験を受け、合格ラインに達すれば取得できます。
専門医の試験は認定医を取得後、2年間が経過してからでないと受けることができません。
学科試験ではなく、それまで取り組んできた治療の実績を症例として10ケース、提示することが義務づけられています。この10ケースは軽い歯周病ではなく、歯周外科治療や歯周再生医療など重症の歯周病患者さんのケースを半分以上、含まなくてはいけません。これはなかなかきびしい条件です。
例えば重症の歯周病で歯槽骨がなくなってしまった場合に行われる歯周再生治療は歯槽骨をもとに戻すために行われますが、検査と治療が繰り返される形で数カ月から1年以上かかることもまれではありません。
その間も定期的なブラッシングチェックや歯石除去など、歯周病を悪化させない治療を続ける必要があり、きちんとやっても患者さんのからだの状態などにより、思うような成果を得られないこともあります。
一般歯科では重症の歯周病患者さんはそれほど多くやってきません。短期間で10ケース集めようと思ったら、指導医のいる研修施設で働くのが近道です。
さらに試験では10ケースから一つを選び、審査員の前で患者さんをどのように治したかをプレゼンテーションしなければなりません。審査員は熟練した歯周病の専門医(指導医も持っているのが一般的)ばかりです。ちょっとでも不確かな部分や疑問点があれば、きびしい質問が飛んできます。
このような試験をすれば、その歯科医師のスキルがたちどころにわかり、専門医の資格を与えられるかどうかの判断は明確につくのです。
専門医はこのように、一定レベルの技術を担保する資格といえます。
専門医の数について
全国の歯科医師数は103,972名※1です。それに対して、歯周病専門医は921人※2ですので、約112人に1人の割合といえます。
また、全国の歯科医院の数が68,872軒※3ですので、約75施設に1人の割合といえます。
そして、姶良市では1名※2のみで、中山 清貴院長になります。私たち中山歯科医院は、「歯周病専門医として包括的な治療を提供し、患者さんの豊かな暮らしを叶える」ことをモットーに日々「治す」治療を目指しています。
医療法人 誠清会 中山歯科医院
※1・・・厚生労働省の調査(2016年)
※2・・・特定非営利活動法人 日本歯周病学会公開情報(平成31年1月30日時点)
※3・・・厚生労働省の調査(2017年)歯科医院
【完全約束制について】
当院は、完全予約制を採用していますので、約束した時間に来院できる方のみ受付をお願い致します。
万が一、約束の時間を変更する場合は、2日前までにご連絡頂きます様お願いいたします。
診療受付時間
※水曜日の訪問診療は実施しています ※祝祭日が入った場合、水曜日は診療となります