インプラント治療は誰でも受けられるの?

インプラント

インプラントは歯を失ってしまった際に、歯を補うための方法の一つです。第二の永久歯と言われるほど審美性に優れており、毎日取り外す手間もないため、インプラント治療を希望する方も年々増えてきている傾向にあります。しかし、インプラントは誰でも受けられるわけではありません。インプラントの治療を受ける時の注意点もあるため、しっかりと理解したうえで治療を進めていくことが大切です。今回はインプラント治療は誰でも受けられるのかについてご説明いたします。

インプラント治療を受けることができない場合とは?

実は、インプラント治療は誰でも受けることができるわけではありません。患者様の状態によってはインプラント治療ができないケースもあります。以下に当てはまる方はインプラント治療が行えません。

  • 20歳未満の方
  • 顎の骨が不足している方
  • 歯周病にかかっている方
  • 喫煙中の方
  • 妊娠中の方
  • 血液疾患、内科疾患のある方

・20歳未満の方

インプラント治療は20歳未満の場合、顎の骨が発達状態にある可能性が高いため、基本的に20歳未満の方は行えません。もし、インプラント治療を行った場合、嚙み合わせにずれが生じてきてしまったり、外れてしまったりする可能性があります。インプラント治療は、歯茎の下にある骨に穴をあけてインプラントを埋め込んでいきます。このインプラントを支えることのできる骨の厚みと高さ、密度が必要になります。これらの条件がそろっていない場合はインプラント治療を受けることができません。

・顎の骨が不足している方

インプラントは歯を失ってしまった部分に人工の歯根を顎の骨に埋め込みます。そのため、インプラントを設置するには、あごの骨が適切な質と密度を持っていることが重要です。骨粗鬆症のある方や加齢により骨密度が低下している方は特に注意が必要で場合によってはインプラント治療を行えないケースもあります。インプラント治療を開始する前には、患者様の骨の状態を詳細に検査します。インプラント治療が適切に行えるかどうかを判断し、治療計画を立てます。

・歯周病にかかっている方

歯周病は歯を失う原因の第1位とも言われているため、歯周病が原因で歯を失ってしまったという方も多いかと思います。歯周病にかかったままインプラント治療を進めてしまうと、インプラント歯周炎という歯周病になってしまう可能性があります。そのため、歯周病にかかっている方は、インプラントの治療は行えません。

・喫煙中の方

喫煙する方、特にたくさんのタバコを吸う人は、インプラントの治療ができないことがあります。インプラントの成功には、人工歯根と顎骨の間の結合が必要ですが、これには健康な血流が重要です。しかし、喫煙により生じる一酸化炭素は血液の循環を悪くし、またニコチンは血管を収縮させる作用があります。そのため、人工歯根と顎骨の結合ができなくなるリスクが増加します。

・妊娠中の方

妊娠中の方が必ずインプラント治療を受けることができないわけではありませんが、おすすめはできません。インプラント治療は、外科手術になるため、麻酔を使用します。そして、長時間あおむけの状態で手術を行いますので、負担がかかってしまう恐れがあります。体調が落ち着いてからインプラント治療を検討しましょう。

・血液疾患、内科疾患のある方

免疫力が低下しており、インプラント治療後の傷口の回復が遅くなってしまう可能性が非常に高いため、手術が行えない可能性があります。しかし、歯科医師の判断で手術が行える場合もありますので、持病をお持ちの方でも一度相談してみると良いでしょう。

姶良市でインプラント治療をお考えの方は、中山歯科医院へ

今回はインプラント治療を受けることが難しい場合についてご紹介しました。インプラントは、天然歯に非常に近い機能性を持っており、食事の際も違和感なく咀嚼していただけますし、審美性にも優れています。ですが、すべての方に対応できる治療ではないことを理解していただき、そのうえで治療を進めていくと良いでしょう。インプラントの治療が行えないからと言って、歯を失ってしまった部分は放置してしまうと、嚙み合わせがずれてしまうのでしっかりと治療していきましょう。姶良市でインプラント治療をご検討中の方はお気軽に中山歯科医院へご相談ください。

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